便通のために、食物繊維が重要だって事はわかった。
でも、食物繊維を摂るだけなら、デイリーバイオベーシックスじゃなくてもいいんじゃないの?
そんな疑問にお答えします。
本記事の信頼性
この記事を書く私は、便秘に対するお悩みについては、94%という驚異の確率で改善!(2014年~2019年の統計)。
病院で見放された方々、下剤が効かなくなった方でも、自然排便が出来るようになっています。
結論から言うと、やっぱり、デイリーバイオベーシックスが最強です。
その理由は、食物繊維の「活性」が半端ないから。
活性しない食物繊維は、ただ腸を素通りするだけなので、仮に1~2日は出たとしても、また便秘に逆戻り。根本的解決には至りません。
この記事を読めば、なぜ、デイリーバイオベーシックスの食物繊維が別格なのか。その理由がわかります。
食物繊維を活性させる2つのポイント
結論から言うと、食物繊維を活性させるためには「生きた食物繊維」を「複数種類摂る」のがポイントです。
生きた食物繊維を摂る
食物繊維は、唯一、「人の消化酵素で消化されない栄養素」です。
消化されないという事は、素通りする栄養素なんですね。
素通りする時に、「無駄なものをいかに道連れにして出て行ってくれるかどうか」
それが、食物繊維の性能の違いです。
じゃぁ、どうやって、無駄なモノを引き連れるのかというと・・・
↓
ゲル状になる
↓
ゲル状のまま腸内を移動 ←ここで無駄なモノを巻き込んで移動する
「ゲル状のまま腸内を移動する」これが超大事!
ところが!この「高性能な食物繊維」には、1つ、欠点があるんです。
高性能な食物繊維は、固いし、ぼそぼそしてて、非常に食べにくい。飲み込みにくい。それが欠点です。
人類は、それを補うために、あれこれ手を加えて、飲みやすくしてきました。
高温加熱で、繊維を分解破壊したり、繊維を細かくぶった切って小さくして飲みやすくしたり。
しかし、その「飲みやすくする工程」こそが、食物繊維のパワーを失わせます。
ゴボウを皮ごと食べようと思ったら、硬くてしょうが無いですよね?
みかんの皮なんて、飲み込めないですよね。
そうなんです、生きた食物繊維って、食べにくいんです。飲み込みにくいんです。
食べやすさ、飲みやすさを追求した食物繊維は活性しません。つまり、死んでる食物繊維。
ある程度の「飲み込みづらさ」こそが、生きた食物繊維の証です。
無駄なものを大量に連れ出してくれる高性能な食物繊維。
だけど、食べづらい、飲み込みにくい、という欠点を持っている。
複数種類の食物繊維を摂る
食物繊維の種類と言えば、「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」に分けるのが有名ですが、最近は、人工的に作られた「水溶性食物繊維」がたくさんあります。
水溶性食物繊維の例 (※赤文字は人工的な食物繊維)
- グアーガム(グアー豆分解物)
- サイリウム(オオバコ)
- グルコマンナン(こんにゃく芋)
- ペクチン(多くの果物)
- アルギン酸(海藻)
- フルクタン・イヌリン(らっきょうやゴボウ、キクイモなど)
- マルトデキシトリン
- 難消化性デキストリン
- 難消化性オリゴ糖
- ポリデキストロース
- マルチトール
不溶性食物繊維は、
- セルロースやヘミセルロース、リグニン(多くの野菜)
- キチン、キトサン(甲殻類の殻やきのこ類)
人工的な不溶性食物繊維は、あまりありません。
食事から摂る食物繊維の7割は不溶性食物繊維と言われていて、「水溶性食物繊維をもっと摂りましょう」と言われていますが、市販品の多くは、人工的に作られた水溶性食物繊維です。
食物繊維も、他の栄養素同様、協調しあって働きます。
単体の食物繊維ではなく、様々な食物繊維を同時に摂取するからで、活性が高まります。
だから、食物繊維を活性させたいのであれば、複数種類の食物繊維を同時に摂取することがポイントです。
- 食物繊維の活性を高めるためには?
複数の食物繊維を同時に摂取する事が、活性力を高めるポイントです。
活性した食物繊維の見分け方【証拠写真あり】
お手持ちの食物繊維が、活性するかどうかを見分けるのは、とても簡単です。
体温に近い、36~37度くらいの水に、食物繊維をつけてみましょう。
チェックポイント
●水分を吸収してドロドロになるかどうか
●ドロドロになったものは、飲み込みにくいかどうか
水分を吸収してドロドロにならないものは論外。
飲んでも無駄な食物繊維です。
ドロドロになったものが、「飲むゼリー」のように、飲みやすいものであれば、人工的な「飲みやすい食物繊維」しか入っていません。
天然の、活性の高い食物繊維が入っていれば、飲み込むのが困難というか、ちょっと気持ち悪い感じになります。
気持ち悪くなるくらいのものが、オススメです。
- 食物繊維が活性しているかを見分ける方法は?
体温に近い温度のぬるま湯に3分つけてみる。
→ドロドロになるほど、活性が高い。
→ドロドロになる時間が早いほど、活性が高い。
活性しない食物繊維の実例【商品名まで記載】
先ほども記載したように、「水分を吸収してドロドロにならないものは論外。飲んでも無駄。」です。
そんな無駄な食物繊維でさえ、「トクホ」や「機能性」の表示が出来る事にも問題があると私は思います。
ほんの一例ですが、「食物繊維としては、飲んでも無駄」な商品を紹介します。
特定保健用食品ファイブミニ
メーカー:大塚製薬
原材料:糖類(砂糖、ぶどう糖果糖液糖、オリゴ糖)、ポリデキストロース(アメリカ製造)/ビタミンC、炭酸、酸味料、香料、トマト色素、調味料(アミノ酸)
内容量:100ml
食物繊維:ポリデキストロース 7.0g
カロリー:50kcal
コカコーラプラス
メーカー:日本コカ・コーラ
原材料:食物繊維(難消化性デキストリン)/ 炭酸、カラメル色素、酸味料、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロース)、香料、カフェイン
内容量:470ml
食物繊維:難消化性デキストリン 5.0g
カロリー:0kcal
からだすこやか茶W
メーカー:日本コカ・コーラ
原材料:食物繊維(難消化性デキストリン)、ほうじ茶、烏龍茶、紅茶/ビタミンC
内容量:350ml
食物繊維:難消化性デキストリン 5.0g
カロリー:0kcal
すくなくとも、ドリンクタイプの食物繊維には、生きた食物繊維は入っていません。断言します。
まとめ
「食物繊維」を摂るのであれば、活性しない食物繊維を摂る事は、圧倒的に無駄です。
食物繊維は、活性しているか、活性していないかを見極めやすい栄養素です。
ぜひ、ドロドロになるのか、試してみてください。
ただし、食物繊維は、「効く食物繊維は飲みにくい」というデメリットがあります。
効き目があって、かつ、飲めないというほどではない。
なんとも微妙な表現ですが、その「絶妙なバランス」こそが、食物繊維のパワーを最大限活かす秘訣です。